(終電も無くなりそうな時間帯のBar､カウンターにてひとりで腰掛け､綺麗系なオフィスカジュアルに緩く巻いた長い髪､アクセサリーは腕時計とシンプルなネックレスと右薬指に指輪､時折グラスを口許へ運びアルコール味わうと深めの溜息吐いて｡)
※Barでお話〜ホテルまでお付き合い下さる紳士的なおじさま募集｡返信のロル必須､無い方にはお返事致しません｡
…まさか貴方にお会い出来るなんて｡昨夜のお返事をしても良いですか?
勿論だとも｡そうしてくれると嬉しい｡
ありがとうございます､──ふふ､ひとり寂しく飲んでる同士でお似合いですね｡乾杯､頂きます｡(用意されていたかのように直ぐに飲み物が出てくるとマスターと彼にお礼述べ､腕時計仕舞う彼の仕草視線で追った後グラス持つ自身の手首に視線落とすと腕時計外しハンドバッグへ｡若干前屈みになるように身体寄せ､ブラウスから覗く豊かな胸元と柔い笑み携えグラス差し出して｡)
それでは､二人を引き合わせた溜息に｡…乾杯｡(此方同様に流れる時間を緩りと変える仕草に皺寄せる目尻で内心喜び､其れを表に出さない迄も小気味良くグラス同士を打ち鳴らすと丸い氷が揺れる琥珀色の液体で喉を潤し｡)
──､ふう…､…ふふ､溜息も悪くないですね｡(強めのアルコールが喉を通るときゅ､と目を瞑って浸り､お酒と会話に心委ねられる空間に癒し得ては､出逢いとなった溜息に思い馳せて｡ふと思い出したようにグラス置くと僅かに身体ごと彼の方へ向け､じっと視線も注いで｡)…あの､男性の方への質問があるのですが､お伺いしても?｡
──おや､私の様なおじさんが男性代表で宜しいのかな｡ふふ､聞いてみましょうか｡(自嘲気味に白髪混じる顎髭撫でた隻手でカウンター押し､緩やかに其方へ回す椅子と共に対面｡自身が映る双眸を柔和に見据えるとグラスを手に硝子と氷とが当たる音を鳴らし乍耳を傾け｡)
…その､女性には理由もなく寂しい日がある人が殆どだと思うんです､かくいうわたしが今日はそんな日で｡彼にさり気なく聞いてみれば仕事だって言うし､…この感覚って伝わるのかなって考えると､素直に甘えられなくて｡男性の方でも､そういう日ってありますか?､(対面し視線絡むと何となくいたたまれず視線逸れ､眉下げ少しずつ気持ち吐露しては首傾げ､語尾に辿り着く頃にはまた視線戻し絡めて｡)
女性が感じる寂しさと同じ物かは分からないけどね､私らにもそういう時はあるものだよ｡ただ…──男という物は､思うよりも馬鹿で子供だから素直に言って貰わないと分からない人が殆どじゃないかな｡勇気を出して､彼に素直に気持ちを伝えてご覧?｡きっと分かってくれるさ｡それに…､貴女みたいな綺麗な女性には笑っていて欲しいものだよ｡(伏し目がち吐露する物に緩り緩り言葉を紡ぎ返し､絡む視線に穏やかさを添えると骨張った隻手の甲を白頬に当て遣り､そのまま肩口へと撫で下ろし｡)
そう､なんですね…､──ん…､ふふ､ありがとうございます､よく分かりました｡次のそういう日には､勇気出して伝えてみます｡(真剣に耳を傾け､真っ直ぐに返答してくれる彼の手が頬に触れると小さく胸高鳴らせ頬紅潮させ､表情和らげ紡いで｡長い髪から露出する首筋､肩口へと撫で下ろされると､またやんわり前屈みになり距離を詰めて｡声量絞り内緒話のように紡ぎながら指先は彼のスラックス越しの膝すり､すり､往復するように撫でて｡)…女性も案外馬鹿なのかも知れません､彼が居ながら他の男性に甘えたくて､態々此処にいるんですから｡
──いいや､男の方が馬鹿に決まってる｡若い二人の恋仲を憂いておいて､目の前の女性を二人きりになれる場所へ此処から連れ出そうとしているんだから…､ね｡(膝を擽る細指に絡む視線は瞬く間に熱を帯びた其れへ｡アルコールと香水とが甘く交ざる上体を傾け､此方も内緒話に桃色の花を咲かせると御返しとばかりにカウンター下で隻手を取り､立てた中指薬指を以て柔らかな掌を磨り｡また柔和な表情へと戻しては店主に合図を送り､これから夜に微睡む二人分の会計を済ませ｡)
…､…ふふ､では馬鹿な大人同士､連れ出して下さいますか?(彼の熱い視線と瞳､触れる指先に容易に煽られては小さく零す吐息に熱含ませそっと見上げる瞳に同じように欲の色差して｡御手洗にて軽く身支度整え､髪に櫛通し艶持たせリップも薄く塗り直すと店の前で待つ彼に声掛けつつ､ふと何と呼んだら良いか分からず語尾濁らせて｡)──お待たせ致しました､ご馳走様でした｡えっと､…
そう言えば､だったね｡大平です…好きに呼んで貰えたら｡(呼んであるタクシーと共に出迎えた貴女に短く自己紹介を交わし､頭を打たぬ様に扉枠に其れと無く隻手を添えて乗車し､十数分ばかり車を走らせ辿り着いたのは､高級な出で立ち乍も最小限に照明を拵えるホテル｡一足先に降り､再度気を払う手と隻手は寂しさから連れ出した貴女へ差し伸べ｡)──此処で良いかな?｡
はい､大平さん｡…花菜です､お好きに呼んで下さい｡(柔い笑み添え自己紹介交わし､所作に気遣い散りばめられた紳士的な彼と同じ車内に居るというだけでそわそわする気持ち誤魔化すために窓越しの街明かり見詰めて｡タクシーから降りると手を差し出され､迷うこと無く手を重ねると寂しさの面影残しつつ眉下げ微笑んで｡)──はい､十分過ぎるくらいです｡ありがとうございます､
──お互い､寂しく呑んでいた筈なのに二人きりになってしまったね｡(先程の店とはまた違う淫靡な薄暗さが寝台を中止に照らす一室に入るなり､対面する貴女と距離を詰めては横顔を耳に掛ける五指は､白く透き通った首筋から肩口､脇腹を通り腰骨辺りへ｡くい､隻手指を以て添える顎先を緩く持ち上げると柔らかく触れるだけの口付けを一度だけ交わし微笑み｡)…先に私が汗を流してこようか｡
ふふ､Barに入った時からあわよくば､とは思ってましたよ｡…〜っ､…ん…♡(入室し扉が閉まると外の音が遮断され､互いの声と吐息､僅かに衣服が擦れる音だけが響き急激に'そういう雰囲気'を感じ取ると心臓高鳴らせながら瞳伏せ､首元や衣服越しの腰を撫でる手にまた熱く吐息漏らしては顎先掬われそっと唇重なり､紡がれた言葉に少し思考した後身体寄せ､貴方の胸板に自身の柔い胸元押し付けるように密着して｡)…その時間も惜しいと言ったら､どうします?
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