………げっ。
（部活後の帰宅中に自宅最寄駅の改札で幼なじみの貴女と出くわして、あからさまに都合の悪そうな表情浮かべながら、左頬の切り傷と痣を貴女から隠すように顔を横向けたままで）
そうすけ 高2 181 73 黒髪短髪 野球部
母子家庭でマンションで2人暮らし、母親の仕事が遅くなりがちなので家事は一通りしている
弱い者いじめを放っておけない性格のため、時々ヤンキー等と喧嘩になる
喧嘩は強いが、いつか大怪我をするのではと心配する貴女から毎回こっぴどく怒られていて貴女には頭が上がらない
勉強嫌いだが貴女からさせられており、意外と悪くない成績をキープしている
そんな喧嘩が強い幼なじみ男子を強気に手懐けているため、可愛いのに男子から陰で恐れられている幼なじみの女の子を募集。
同い年から少し年上希望、ストーリー重視なのでゆっくりお付き合い頂ける方、お願いします。
ふふ、うん、私も楽しみ。─ああ、外の部活は炎天下のなかでやってるんだもの、キツいよね。お疲れさま。身体のケアとか体調管理とかしっかりして家では体を休めてね。夏休みだからって夜更かししちゃダメだよ。
（貴方の反応が嬉しくて笑みが零れるも屋外の部活である貴方を労い心配して、何やら余計なお世話な事まで付け加えて。その後はプールデートの日時や待ち合わせ等具体的に決めていくだろう。そして、デートの日がくる筈─）
こんばんは。続きはデート当日に飛んでいただければと思います。待ち合わせから始めても良いですし、プールに到着後着替えて集合するところからでも、やり易い場面から始めていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
はいはい、分かってるって。
それじゃ、また時間とか連絡するね。おやすみー。
（母親と同じ事を言う貴女に苦笑いしつつ通話を終え、当日になると外行きのＴシャツに短パンとサンダルというラフな出立ちでまた早めに向かって、待ち合わせ場所にしたプールの入口付近で探した木陰の下のベンチに座り、文庫本読みながら貴女の到着を待ち）
オッケーです。
同じマンションから出掛けるんだけど現地待ち合わせする所からでお願いします。
なに読んでるのー？
待たせちゃって、ごめん。暑かったでしょ。
（プールデート当日、白Tシャツに涼しげな青のマキシスカートと白いサンダルを合わせ、髪はサイドでローポニーにして纏めて、荷物の入ったバッグを肩に掛け待ち合わせ場所に到着すると、読書中の貴方を発見し不意に悪戯心が湧いてきて。貴方に気づかれないようにそっと後方に回って近づけば、背後から楽しげに声を掛けて）
遅くなって申し訳ありません。
シチュのほう了解しました。ありがとうございました。
わっ、もう…、びっくりしたー。あっちから来ると思ったのに。
全然大丈夫、伊達に毎日外で部活やってねーから。さ、チケット買いに行こっか。
（思わぬ方向から貴女が現れて声を掛けられるとビクッと全身跳ねるように驚いて、やられたというように苦笑い浮かべながら読んでいた本をぱたんと閉じてバッグにしまい、改めて貴女の姿を見ながら立ち上がると前回から日が空いたせいか照れ混じりに視線を泳がせて）
此方も遅くなりがちですので、気にしないでくださいね。
あはは、どっきり成功ー。
そっか、今日もあっついからねー。プールには絶好の日和だけど。
今日のデート楽しみにしてたんだ。いっぱい遊んで二人で思いきり楽しもうね。
（良い反応の貴方にからりと笑って、返ってきた言葉にほっとしたように頷くと、早速チケット売り場に向かって歩き出しながら貴方の様子を少々不思議に感じるも、今日の日が待ち遠しかったようで笑顔で声弾ませて。その後、チケットを購入したのならそれぞれ更衣室にて着替える事になるのだろうか）
ありがとうございます。
俺もすげー楽しみにしてた。久し振りのプールだし、凛久にも早く会いたかったし。
めっちゃ遊ぼうぜ。着替えたら出たとこで待ってるから。
（幼い子どものように無邪気にはしゃぎながらも貴女を眩しそうに見て、チケット買うと更衣室に向かって照れ混じりの笑顔向けながら手をひらひらさせて）
うんっ、着替えたら、またね。
浮き輪も持ってきたから流れるプールで使お。
（貴方の言葉に嬉しくなって声弾ませたまま笑顔で一旦別れると更衣室へ向かって。上下黒のビスチェビキニとショートパンツの水着に着替えては白のフード付きラッシュガードを羽織り、荷物や貴重品をロッカーに預けてから待ち合わせ場所に向かって貴方を待ち。その際浮き輪は膨らませていない状態のまま、施設内で空気入れを借りれるようなので）
えっ、凛久早っ、お待たせ。
浮き輪まだ膨らませてないじゃん、俺がしようか？
（海パンに日焼け跡がある鍛えられた上半身晒しながら現れると貴女が先に居る事に驚き、ラッシュガードを着ているとはいえいつもより露出多めな彼女の姿をまじまじと見ても良いのかどうか視線を迷わせて、貴女の手に浮き輪を見つけると息を吹き込んで膨らます真似をして）
ふふ、いつも蒼亮のほうが早いからがんばってみた。と言いつつ私も着いたばかりなんだけどね。
お、肺活量に自信あり？でも、口で膨らませるのって結構大変みたいだよー。大人用のサイズだし。だから、売店のところで空気入れを借りて、そこで入れようと思ってたんだ。
──それにしても、蒼亮かなり身体鍛えてるね。浴衣姿の時も思ったけど、脱ぐとスゴいわ。なんか羨ましくなっちゃう。
（やってきた貴方を笑顔で迎えると、ほぼ待ち時間はなかったと正直に答え小さく肩を竦めて。笑み零しつつコンパクトに畳まれた状態の浮き輪を見せては近くにある売店を指で示し貴方が良ければそちらへと向かい。その間ちらりと貴方に視線を送っては感嘆の声を洩らし、先ほどの貴方とは逆に遠慮なくまじまじと眺めて）
マジか、借りれるなら借りようぜ、楽だし。着いて早々疲れたくねーわ。
そう？まだまだ増量目指してんだけどね。凛久がここまで鍛える必要ないじゃん。その…、そんなにスタイル良いんだしさ。
（空気入れを借りるという貴女に先走ってしまい照れ隠しで舌をペロリと出すと売店の方へと一緒に歩きながら、見られる方は特に何ともないようで見せつけるように胸を張ると、ちらりと横目で貴女を見ると遠慮がちに）
蒼亮が息で膨らませるとこもちょっと見てみたかったけどね。
あは、ほんとに？ありがとー。それにしても、まだまだって…今の状態でもいい感じに見えるけどなぁ…─ほら、女の子たちも蒼亮に見惚れてたよー。良い体だって。
（くすくすと笑み零していたところ、自身の体型を褒めてもらえたものだからそれははにかむような笑みへと変わり。更に増量するとの貴方の言葉に思わず瞳瞬かせるも、その時擦れ違った女性二人組が貴方に注目し称賛の声が聞こえた為、貴方の腕を軽くつつき少々からかい調子で）
そうかあ？見られるためじゃなくて、来年の夏までにもっと力つけたいんだよね。
じゃ、借りてくるわ。
（相変わらず貴女はまともに直視できないくせにすれ違った女の子を思わず振り返りながら、言葉とは裏腹に満更でも無い様子で、そう言い残すと小走りで売店へ行き借りた空気入れ片手に戻って来て）
そっか、がんばってるんだね。目指す肉体になれるように応援してる。
──あっ、ありがとー。電動の空気入れなんだね。おー、見て見て。簡単に膨らんじゃう。これ、この前友だちと柄違いで買ったんだ。ドーナツ柄の浮き輪、可愛くない？
（来年の夏という事は部活動の為だろうか、熱心に取り組んでいる貴方の姿に感嘆し細めた瞳を向けるも、貴方に続いて彼女達の方を振り返ると夏空の下華やかな装いの女性達はキラキラと輝いていて、やはり貴方も年頃の男子なのだなと感じ入り。同時に自身の格好が気になってきて、デートにしては地味だったのではないか、もっと華やかだったり可愛らしくしたほうがよかったのではと考えて一人密かに眉根を寄せてしまったのだが、その間貴方が空気入れを持ってきてくれた為気を取り直し受け取って、早速浮き輪に空気を入れ始め）
ふふ、そうだね。
………今日の凛久も、すげー可愛いよ。待ち合わせに来た時からもう、どこ見て良いか分かんないくらいドキドキしてヤバい…。
（一人眉寄せる貴女の様子には気付かないが浮き輪見せて可愛くない？と訊く貴女の言葉にぴくりと反応すると相槌うち、思い切ったように身を屈ませて貴女に顔を近づけて、いっぱいいっぱいだが言わずにはいられなかった様子で相変わらず目のやり場に困りながら）
…もう、そんな風に言われるとどんな顔したら良いのか分からなくなるんだけど。…でも、好きな人にドキドキしてもらえるのは嬉しい。私に可愛いなんて言ってくれるのは蒼亮くらいだし。ありがとね。
─はいっ、空気入れ完了ー。
（貴方の言葉に思わず手の動きが止まり、もしかしたら先ほど思っていた事が顔に出ていたのではないかという考えが頭を過るも、ちらりと視線を動かして貴方を見ると、その距離感と貴方の様子にほんのり頬を染め、自身の素直な胸の内を伝えては、空気の入った浮き輪を掲げてみせ）
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