イメプ専用板

貴方が人で無いならば自分も同様なのですよ､ギゼル｡(鷲に変わる間際､修道女のみに聴こえる声量にて似通った存在たる自身を告白し｡相方以外の前で変するのは此れが初､兎にも角にも時間が無いとばかり､女の手が羽毛を掴んだ瞬間爆風を起こし乍飛び立ち｡寸での所で真水の津波から難を逃れ､握られた感覚と重さのみで乗者を認識し､廃墟エリアの端へと向かい｡)(↓/申し訳ありません､時間もありますし此方は落ちます｡御相手有難う御座いました｡)

………､さあ､もう大丈夫｡怖いお化けさんはいなくなりましたよ｡沢山遊びましょう､って…流石に疲れて仕舞いましたかね｡ゆっくりお休み為さい…(水の奇襲を受けて咄嗟に巨大な鷲の姿へと変身する商人と､普段はあまり見せぬ焦りを滲ませた様子で彼に身を預ける王妃｡大波の合間を縫って器用に飛び立ち宙へと舞い上がる鷲の翼が巻き起こす強風に髪とドレスを乱しつつ､やや背を丸めるようにして風の脅威から白兎を庇い｡彼等が飛び去った後に残るは静寂のみ､暫く此方の都合で自由を奪っていたことを埋め合わせるかのように遊びの提案持ち掛けるも､極度のストレスが掛かった為か身体を丸めて休息を取る仔兎に同情示すよう小さく頷けば､傍らの大樹を背に凭れて腰を下ろし､小さな身体の温もりを閉じ込め優しく包み込むように腕に抱え乍自身も瞼を閉じて微睡みへと落ちて行き｡/御二方ともお相手ありがとうございました｡)

‥なぁんか毛皮やら肉やら､着応え喰い応えなさそうな兎のば〜っかり｡ナニ､此れが今のトレンド？ちょっとセンス疑うわ〜〜‥｡ーーアタシはコッチの方が気になるかも｡繁殖シまくるスライムとかエロくない？繁殖の根源ってなんなんだろぉ〜ね‥？スライムもセックスとかすんのかな‥つうか､苗床にされて一生スライム産まされ続ける女とかが居たりしてぇ‥？グロエロいじゃん｡(闇市が徐々に店を開き始める時間帯｡珍しくモーテルから外に出て闇市の出店をギラついた目で見渡しているも､個人的には興味を唆られないトレンド商品に肩を落として深々と溜息を吐き｡並べられた毛皮のコートを人差し指に引っ掻けながらゴロつき店主との雑談｡魔物愛好家には人気のあるらしい繁殖力の高いスライム勧められては､透明な瓶に詰められた其れを見詰めて下品な笑いと言葉を漏らし｡購入欲は無いものの､今まで目にした事が無い容貌のスライムを勝手に瓶から出して掌の上で転がして遊んだ後､暫くして無遠慮にグシャリと潰し､周りに其の粘着質な体を飛び散らせて｡)‥あは､キモいから潰しちゃった｡ごめ〜ん♡(／ちょっとだけ待機しちゃお｡久々だから追えてないとこあったらごめんね♡矢印下げるまで〜｡↑↓)

──痛い､身体中が｡もう一昨日の出来事なのに‥未だに傷が癒えません｡‥‥死ねない事はこんなにも辛いのですね｡──嗚呼､ジークフリート｡わたしの愛しい人｡(先日の商人との取引は酷く屈辱的な物であったと同時に何らかの術を掛けたであろうナイフで全身に刻まれた印は屍聖職者の治癒力を以てしても癒える事は無く｡教会内の物置に詰め込まれた空の棺の中に横たわれば胸の前で組んだ両手でロザリオを掲げ重たい目蓋を下ろして眠りに就き｡/⇅)

こんなところに宝箱､ですか｡…もう少し周りを見渡してみましょう｡まだまだ伸び代がありそうですね､ミミックさん｡(街外れの廃墟が並ぶエリアにて見慣れぬ物陰を見付けると好奇心惹かれ歩み寄り｡退廃的な空気を纏う場に似つかわしくない､大型の豪華な宝箱が堂々と佇んでいるあまりに不自然な様子に隻眼眇め怪訝な表情湛える女神､その正体が擬態を得意とする魔物であることを看破するものの彼の未熟さに愛らしさすら覚え頬弛め乍食指立て助言を一つ｡/↑)

＿＿君達､すっかり人気商品になっちゃったんだねえ｡..此れ普通に魔物なんだけど其所の所ちゃんと理解してるのかな､(王国が置かれている現状を把握するべく久しく立ち入っていなかった闇市へ､依然として怪しげな魔法薬や下手物所狭しと並び混沌とした雰囲気醸す店先へ視線走らせている最中小瓶に詰められた粘性生物目に留まり､以前邂逅した際の苦い記憶蘇り眉間に皺寄せつつ中のスライムじいっと凝視､同じ様に興味津々と云った様子の人々に次々と買われていく彼等に複雑な心境入り混じった独白溢し｡/↑)

これが流行るだなんて､女子供が考える事は解んねぇな｡(深夜の闇市､とある店先に灰狼｡店頭に並べられた色とりどりの小瓶｡それぞれ異なる色の粘性生物が入った物と着香魔法薬が入った物｡どうやら粘性生物の色や匂いで"スラ言葉"があるらしく､それが若者の間で流行中とのこと｡異なる色のスライム同士の配合により意味が無限にひろがるのも人気のひとつらしい｡小瓶のうち一つを手に取り店内の灯りを瓶の中に差し込ませ中覗けば､蛍光赤のスライムが光を乱反射させ発光しており､その様子は綺麗とも言えなくもないが──瓶の底に小さく書かれた注意書き､"他のスライムや魔法薬とは混ぜるな危険"──灰狼､そっと瓶を元あった場所に戻そうとし｡/↑)

＿＿へえ､フェンリスもスライムとかに興味有るんだ｡(夜の街照らす厭にぎらついた灯ですっかり目が冴えてしまい暇を紛らわすべく未だ闇市巡回中､先程も通り掛かった粘性生物販売している店先に柔らかそうな灰色の尻尾発見､背後からこっそり覗き込んだ手元には鮮やかな蛍光色のスライム､こういった流行り物好む印象無かった為無意識の内に内に秘めた独言口から零れ落ち､/未だいらっしゃいましたら､↑)

ん?あぁ､ラウラか｡興味あるのはスライムっつーよりは人間の方､だな｡物売る為に色んな事考えて､これ迄に無かった価値付けてって､買う方も売る方もすげぇなと……欲しいならどれか一つ買ってやろうか?(聞いた事のある声が聞こえれば､いつもの精霊使い｡若い彼女がこんな深夜に闇市に居る事への注意はもう諦めたものの灰尻尾は無意識に揺れ｡聞こえた言葉には蛍光赤の粘性生物入った瓶の底をゆらゆら振り､光反射する所彼女に見せ乍､ここ最近の希少肉や兎の流行から考えていること素直に伝え､彼女とスライムの過去のやり取り知らぬ儘､女性の間でスライムが流行っているならばと何気なく提案し｡/すみません｡遅くなりました｡未だ居られれば是非お願いします｡)

なかなか纏まった時間が取れない…｡今､近接武器での格闘術を仕込んでいるところでね｡接近戦では何とやら､との話だ｡魔力を使わせる暇も与えず直ちに命を奪い､力の消耗も抑えられる｡王国を殲滅するには汎ゆる手段も厭わない…ふふふ｡

兎の毛皮は..可哀想だから要らない｡＿＿あ､それより此れが欲しいな､凄く可愛いもん!(賑わう市場の一角､兎関連の商品集めた店を訪れずらりと並んだ商品吟味｡店主の勧めをと兎の毛皮を使った鞄やコートを見せて貰ったものの森で出逢った仔兎達が頭に過り表情翳らせ首横振り｡再び店内ぐるりと見渡すと柔らかなチュールのリボン首に巻かれた兎のぬいぐるみを発見､手に取った其れをぎゅうっと抱き締め柔らかな手触りに頬緩ませると鞄から取り出した金貨で購入済ませ胸前でぬいぐるみ抱えた儘店を後にして｡/↑)

───､あのスライムは…(夜の街を探索中､通り掛かりの通行人が手にしていた小瓶に揺れる蛍光色の生物を視認すれば思わず蘇る嫌な記憶に身体を強張らせ､視線以て追い掛け乍如何にも娯楽用と言った危機感のない彼等に不安募らせるものの談笑に水を差すのも悪いだろうと忠告するに至らず｡/↑)

なんか､小動物用の罠が増えたな……んん?あぁ､捕まっちまったのか待ってろ今外して………… ──っておい､ミミックかよ｡(森を歩けば､以前は食肉用の大型獣向けの罠も多かったが､近頃見かけるのは小動物用の罠ばかり｡では次の流行は何かと考えていた所､不意に耳に入った鳴き声｡音がした方向に目をやれば､罠にかかった兎が一羽｡目が合った好で解除してやるかと手を伸ばした瞬間､自身に科せられた魔枷が薄く反応示し､呼応して後ずさった兎と罠・・・……｡ごと・・動いた事に生じた違和感｡灰狼が魔枷ゆっくり近づければ嫌そうな顔して身体捻る兎たち｡正体看破し指摘すれば兎と一体化していた銀歯ガチガチ鳴らし逃げるミミック｡その様は文字通りの脱兎で｡/↑)

＿＿あのねえ､無害に見えるかもしれないけどそれは魔物なんだからね?､あんまり侮ってると後々酷い目に..っう､わ､私は要らないんだってば!､(夜市で昔からの友人に遭遇し話し込んでいる最中彼女が手に持っている小瓶詰められた薄桃色の粘性生物気付くと露骨に顔歪め｡何でも色によって其々意味が有るらしく薄桃色は恋が叶うと謳われているとの話､呑気な友人と違いあくまで魔物であるという認識外れず軽率な行い咎めようと口を開いた矢先お裾分けだと半ば強引に掌へ載せられたスライムの感触から何時かの悪夢回顧し僅かに表情曇らせたもののお説教の気配察知したのか既に友人の姿は無く､掌上柔らかな身体蠢かせる粘性生物載せた儘途方に暮れ｡/↑)

よぉ､こんなとこで固まってどうし……お､おぉ､感触が好きだってんならとやかくは言いたくないが､炎症起こしたり肌に悪そうだし､なんせ魔物なんだから直接触らん方が良いと思うぞ｡(夜市を目的定めず歩いていた所見知った青髪の後ろ姿を発見｡道の真ん中で動かぬ彼女見て不思議に思い覗き込み乍声かけた所､掌上で蠢く粘性生物視認｡己､何方かと言えば魔物寄りであるにもかかわらず､其れは棚に上げて､経緯知らぬ儘彼女の行為に若干退いている事伝え｡/今晩は｡まだ居られますでしょうか｡↑)