世界にも名を馳せるほどの大手複合企業の総帥を曽祖父に持ち、その中で最も業績を伸ばす会社のCEOを父に持つ双子の兄弟。
精巧にできた人形のような美麗な見た目から人気は高いが、内面は実にわがままで身勝手であった。
「誰ピーマンとか入れたん!嫌いや言うたやんか!もう食べへん片付けて!」
癇癪を起こすタイプのわがまま弟・湊。
「…塩多すぎやろ、替えて」
気まぐれに無理難題を突きつけて来るタイプのわがまま兄・大和。
「あ、ごめんなさい良いですか?この日のシフトなんですけどね…え、早い?」
さらに四人の華やかな従兄弟たちも交えた日々を送る中、
それぞれの認める『ご主人様』の前では……
>>1 紹介
>>2 『ご主人様』達
萌)甘S.拘束.玩具.撮影.首輪.中出し.青姦.目隠し.公開自慰.野外露出.淫語や露骨語.顔射.言葉責め.催眠.雌扱い.コスプレ.その他萎以外
萎)グロスカ.暴力.暴言.流血
[悠里]
別の年上に乗り換えるのもありだと思いますよ、あぁ…俺なんかもちょうど歳上ですね?
(気まずそうに蔵書に手を伸ばした優哉さんの細い手首をつかみ、若干手荒に机の上に上半身を押し付けるように押し倒し。感情の読めない能面のような笑顔で''試します?''と上からひとつずつ優哉さんの服のボタンを外し)
[大和]
ひ、ぃ…ゃっ…
(涙目で見つめながら震え、首を横に振りながら固く目を閉じて、声もまともに出せない様子で)
[悠里]
大丈夫です、痛いことはしませんから
(熱を一切感じない単調な声音で言いながら優哉さんの服をはだけさせて行き。白い肌の上に、細長い指を滑らせて)
[優哉]
たす、けて…樒さん…!
(涙で震えながら首を横に振り、じたばた動いてどうにか逃れようと思い掴まれた手首を引き抜こうとして)
[樒]
優哉さんお待たせしました…………あ?
[悠里]
あ♡……い゙!!
(捕食寸前の小動物のように震える優哉さんを組み敷いていたところに、特に施錠もしていないドアからハンカチで手を拭きながら樒が入ってきて。樒の瞼が神経質にぴくりと動いたかと思うと、次の瞬間に横腹に重い蹴りが入って壁にたたきつけられ)
[優哉]
…!樒、さん…?
(目を固く閉じた瞬間に鈍い物音がしてようやく解放された間隔から起き上がり、目を瞬かせながら掠れた声帯を動かしてどうにか声を出して)
[樒]
何のつもりだよ
[悠里]
いいの入ったぁ…いってて…そんな顔しないでくださいよ、本気でどうこうしませんよ………年上、誰でもいいわけじゃなかったですね♡
(たった今蹴りを入れた後輩が呑気にスーツを手で払うのを見ながら、優哉さんを抱き起こして背中に隠すように間に立ち。まるで何事もなかったかのように、優哉さんに意味深な言葉を投げかけて机に広げたあった資料を持ち、出ていく背中を警戒しながら睨みつけ)
[優哉]
…ぁ、っ…
(その様子を呆気に取られて見ているしか出来ず、肌蹴させられた服も直せずに唇を震わせているだけで)
[樒]
優哉さん…!…大丈夫ですか?
(震えてちぢこまる優哉さんの肩を抱き、背中を撫でながら顔を覗き込んで髪を撫で)
[優哉]
樒、さん…
(他意はなく、ただ秘書官として相手自身が仕えているからだと分かっていても、それでも肩を抱かれて安心した瞬間に涙が出て)
[樒]
アイツなんのつもりだよ…もう大丈夫ですから……
(優哉さんの服のボタンをとめながら、メガネを取ってポロポロと落ちる涙を指でぬぐい。肩を抱いたまま書斎を出て優哉さんに割り振られた客間に戻り)
[優哉]
っ…
(震えながら立ち上がり、されるがままに一緒に歩いて、覚束無い足取りをしながら着いていって)
[樒]
優哉さん…怖かったですね……もう大丈夫ですよ
(部屋に着くなり鍵をかけ、ソファーに腰かけると優哉さんの体を抱きしめ。久しぶりにハグした、と考えながら薄い背中を撫でて柔らかい髪に口付け)
[優哉]
…樒さん…
(久しぶりに感じる相手の体温にひどく安堵し、その影響からかまた新たに涙が溢れ出てきて)
[樒]
どっか痛いですか?優哉…?
(掴まれていた細い手首に口付けて、顔を覗き込み涙で濡れる頬に口付けて。さっきの事態をどこに報告すべきか頭で思い巡らせ)
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