人物
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メモ追記欄
任せて。
(しれっと冷めた瓶を手にしてお玉で零さないようにすくって丁寧に注ぎ、数個の瓶をいっぱいにして)
(老婆)
良い出来じゃないか、ほら、あんたらにお土産だよ持っていきな
(貴女が瓶にジャムを詰めて、流水で粗熱を取ると、恐らく着物の布の余りから作ったであろう綺麗な色の巾着に入れて二人に渡しながら
なんか、中野さん暁に甘なーい?
俺の初日こんなされた覚えないで
(明らかに自分と暁の対応の差にぶーぶー言いながらジャムを受け取り「おおきにな、色々使ってみるわ」と礼はちゃんと言いながら
昨日来れなくてすみません
わ、ありがとうございます…!
(ジャムも巾着も嬉しそうに目を輝かせながら胸元に抱き、仕事に来たはずなのに貰ってばかりだなあと多少恐縮し)
お疲れ様です
大丈夫ですよ
(老婆)
そりゃそうだろう、可愛らしい女の子と口の減らないむさ苦しい男、どっちに優しくするんだい
(潤の質問に当たり前の顔をして答えながらも、潤に聞き返すような返し方をし
暁に決まっとるやろ、ちくしょう分が悪すぎるわ
(中野さんの聞き返した言葉に返答しながら頭を抱え、時計を確認すると契約した時間になっており、夕暮れが差し込んできており「ほな、事務所戻るから、また来週来るわ」と言いながら荷物をまとめ始め
またよろしくお願いします…!
(何故か来る時より増えた荷物を抱え、恥ずかしそうに眉を下げながら深々と頭を下げて)
(老婆)
そいつに泣かされたらすぐに来な、匿ってやるから
(暁の方へと手を伸ばし、シワシワな手で優しく撫でてやりながらもいたずらっぽく笑ってみせながら
そんなことせんもーん、ほな、帰るでー
(中野さんに言われた事に言い返しながら、バイクのエンジンを付けて、暁にヘルメットを渡しながら荷物を指差しで確認し
お邪魔しました。
(潤くらいにしか撫でられないため新鮮に思いつつ、しっかりとヘルメットを被って相手の背にくっつくように乗り込み)
良かったなぁ、暁、気に入られとったやん
(貴女を後ろに乗せてバイクを走らせ始め、信号待ちをしている時にそんな話をしながら「中野さん、だいぶテンション高かったでー」と付け足し
仕事でこんなに楽しんでしまっていいんだろうか…。
(幾分か後ろに乗るのも慣れ身体を預けながら、すっかり仕事をするという意識から外れてしまっていたことを今更ながら悩んで)
なんや、うちの仕事を上手くやるコツは楽しむ事とお客さんと仲良くなる事やねんで
(貴女の温もりを背中に感じながら差し込む西日がジリジリと暑く、夏が近づいていくのを感じながら、貴女の疑問に先輩らしい事を言いながら「んで、中野さんはその中でも最難関なんやけど、あの感じなら問題ないわ」と言いながら
平たく言うとお手伝いさん、というか何でも屋…のようなこと?
(こっそりと相手の陰に隠れて日差しから逃れつつ、同じような流れで人に合わせてお手伝いをするのかなと問いかけて)
まぁ、せやな、何でも屋って思ってくれてええで
(貴女の疑問に答えながら「今日みたいにお手伝いすることもあるし、パンク修理に引越し作業、勉強の手伝いやらなにやら色々やな」と今までしてきた仕事を並べながらバイクを走らせていくと見慣れた街並みに入っていき
力仕事はさておき…家庭教師のようなことなら力になれるかもしれない。
(仕事の幅広さに感心しながらも、ラインナップの中で自分にも希望が見えてきたと声を明るくし)
お、それなら良かったわ
他にも色々あるし、ま、出来そうなとこから手をつけていけばええわ
(貴女が出来そうなことに目星を付ければ「事務所に依頼履歴あるから、そのうち見せてもらえばええわ」と話している間に事務所に到着し
うん、ありがとう。あとは報告とかするのかい。
(滞在時間がものの数分だった事務所はまだ馴染みなどなく、ちらと見上げながら荷物を抱え直し)
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