………げっ。
（部活後の帰宅中に自宅最寄駅の改札で幼なじみの貴女と出くわして、あからさまに都合の悪そうな表情浮かべながら、左頬の切り傷と痣を貴女から隠すように顔を横向けたままで）
そうすけ 高2 181 73 黒髪短髪 野球部
母子家庭でマンションで2人暮らし、母親の仕事が遅くなりがちなので家事は一通りしている
弱い者いじめを放っておけない性格のため、時々ヤンキー等と喧嘩になる
喧嘩は強いが、いつか大怪我をするのではと心配する貴女から毎回こっぴどく怒られていて貴女には頭が上がらない
勉強嫌いだが貴女からさせられており、意外と悪くない成績をキープしている
そんな喧嘩が強い幼なじみ男子を強気に手懐けているため、可愛いのに男子から陰で恐れられている幼なじみの女の子を募集。
同い年から少し年上希望、ストーリー重視なのでゆっくりお付き合い頂ける方、お願いします。
凛久が、俺にそんな風に思ってくれるなんて…、ずっと独り占めして貰えたら、嬉しい。今日は帰らないで離れずにいる？
（貴女からストレートに想う言葉貰いながら抱き締められると密着した身体から伝わりそうなほど鼓動高鳴らせながら、お互いに無理なのは分かっているが叶わぬ願望口にして）
……ふふ、ううん…欲張りなんかじゃないよ。嬉しい。それに、私だって、このまま離れたくない─とか、蒼亮のこと独り占めしたい─って思ってるし。どんどん好きって気持ちが大きくなりそうで怖いくらいだよ。
（いつの間にか花火をしていた家族連れも帰っていたようで公園内は静かになっていて。貴方の温もりに包まれながら、力加減して抱きしめてくれる優しさや囁かれる言葉に愛しさが募り、こちらからも貴方に腕を回しぎゅっと抱きしめて）
うん…、ヤバいくらい、ドキドキしてる。…俺って欲張りなんかな、もっと凛久の事知りたいし欲しくなっちゃう、
（唇離れれば照れて頬緩んでしまうの隠すように一旦は俯いたものの、余裕ぶるなんて無理だと悟れば火照ったままの顔を再び上げて見つめると、頬に添えていた手を貴女の背中に回してそっと抱き締めて耳元で囁くように）
ん、………知らなかった…キスすると、胸がぎゅうってなるんだね…それで、蒼亮のこと好きだなぁ…って思った。
（頬に触れる貴方の手から緊張が伝わってくるようで、胸の鼓動の速まりを感じつつそっと目を閉じて口づけを交わし。やがて互いの唇が離れたならゆっくり瞼を持ち上げて貴方を瞳に映しては、熱帯びた顔を貴方に向けたままどこかふわふわしたような口振りで小さく顔を綻ばせて）
良くな………くはないけど。ズルくない？そんな訊き方…。したいに決まってんじゃん。
凛久、好きだよ………っ。
（頬にとはいえキスしてしまったという大きな高揚感と外してしまった落胆をほんの少しだけ抱きつつ、自分の顔が熱くなるのを感じながら貴女見つめて、整えられた貴女の髪を乱さないよう気をつけながら緊張した手を貴女の頬に添えると改めて想いを口にして今度は失敗しないよう丁寧に唇を重ねて）
へぇ、色々かぁ…。
──え、……うわぁっ、ふ、不意打ちでくるとは……でも、いいの…？頬っぺたで。唇じゃなくて。
（貴方が健全な男子であった事にほっとしたような気持ちとドキドキしてしまう気持ちが半々で、成る程といった風に頷いたのも束の間、思わぬ貴方の行動に動きも思考もフリーズしてしまい、次の瞬間みるみるうちに頬を赤く染め上げると、片手で貴方の唇が触れた箇所を押さえつつ動揺を露にして。本当は頬ではなく唇を狙っていたとは知らぬまま貴方へ瞳を向けては頬にあった手を口元に持っていき、自身の唇を指しながら囁き声で尋ねてみて）
そりゃそうだろ。好きな子と付き合えたら、、凛久が思ってる以上に色々期待してしまうもんなんだよ。
自分でやっといて、何言ってんだ…。…これ、さっきの勝負に勝ったやつだから………っ。
（なんだか自分より遥かに余裕がある様子の貴女に此方も複雑な表情浮かべながら、色々あって浮ついたままの勢いでそう言って、先程の出店での3本勝負に勝った結果のものだと告げると、不意に貴女に顔近づけ不慣れな上に慌てたせいか唇狙ったのが外れて貴女の頬に口付けして）
ふふ、期待しちゃったかー。蒼亮も健全な男子なんだねぇ。
あ…でも、彼女としては先にこの子に蒼亮へのキスを奪われちゃったから、ちょっと複雑な気もするなぁ…。
（良い反応をしてくれた貴方に満足げな笑みを浮かべてはクマをつつく様子に目を細めるも、自分から仕掛けたにもかかわらず、ヤキモチのようなものを妬いてしまったようで、軽く眉を寄せて）
…ばっか、期待させるような事しやがって…っ。弄ばれちゃったよー。可愛いから許すけどさ。
（頬に何かが触れる感触に身体強張らせるようにびくっとするが、すぐに期待していたのとは違う事に気がつくと目を開ければ顔を赤くして、口にしていたわけではないが期待していた恥ずかしさ誤魔化すように自分が獲ったクマに向かって指でつつきながら）
さあ、何ででしょう──
（謙遜しなくても良いのにと感じるのだが、こういう控えめなところも貴方の良いところで、照れを覗かせる貴方にほっこりしては自然と目尻も下がり。そのまま目を閉じてくれた貴方を確認すると、少しの間の後、ふわりと柔らかなものが貴方の頬に触れ、頬にキスをして─しかし口づけの主は自身ではなく先ほど射的で貴方が獲ってくれた柔らかい毛並みの黄色いクマのマスコットで。貴方が目を開けたならマスコットを手に悪戯めいた笑みを浮かべている自身に気づく筈）
いや、それ、凛久もじゃね…？まあ…確かにそうかもしれないけど、凛久に比べたら全然まだまだだし。
ん、なんで…？
（褒め殺しされれば今度は此方が照れてしまう番で、気を引き締めるために自分に言い聞かせるようにそう言うと、貴女からのお願いに期待抱いてしまいつつも確信持てる筈もなく前を向いたまま少し緊張した面持ちで訊き返しながら目を閉じ）
…蒼亮ってたまにこっちが照れくさくなるような事さらっと言っちゃうよね。
でも、距離を置いている間蒼亮が頑張っていたってことは分かったよ。喧嘩しない、成績アップ、それに部活にも一生懸命取り組んでいたんでしょ？
そこで、そんな風に頑張っていた蒼亮に私からご褒美─って言ったら大袈裟だけど、ご褒美的なものをあげたいんだ。ちょっとだけ目を瞑ってくれる…？
（少々歯切れの悪い返答に思わず笑み零してしまうも、次いだ言葉には瞬かせた瞳を貴方に向けて、気恥ずかしさを隠すようにジト目になり。そして、改めて貴方に向き直ると、先ほど久し振りに貴方と向き合った時に感じた変化、更に逞しくなった姿に部活にも精を出していたのだろうと予想して。どこか楽しげな口振りでそんな事を言い出してはニッコリ口角を引き上げて）
うーん、分かった、って事にしとく。
でもな、そう言うんだったら…、俺だって、凛久が今までの凛久だったから、好きになったんだから。見た目が可愛いってだけで好きになったわけじゃないからな？
（なんだかこそばゆくて腑に落ちないものの真っ直ぐな言葉が嬉しくない筈がなく今日のところは受け入れるというように微笑んで、貴女に言われた事をそのまま返すように改めて照れつつもしっかり見つめて）
そっか…うん、わかった。今まで通りでも良いなら、そのままでいくよ。
だから、蒼亮にもそのままで居て欲しい。勿論、頑張ることも時には必要だけど、それは自分の為にしてね。私に釣り合うようにとか恥ずかしくない彼氏になるようにとか、そんな事思わないで。私も、そんな風に思ったことないし、これからも思わないよ。私は今のままの蒼亮が好きなんだから。
（自分を省みることはあっても貴方と距離を置こうなどとは考えておらず。貴方の言葉に最後まで耳を傾けると、どこかほっとしたように表情を和らげて。そのまま自身の想いを伝えては細めた瞳を向けて）
よく知ってんなあ…。つーかそんな風に思ってたんだ。
この前までは凛久と付き合えるなんて思ってなかったんだけど、俺、凛久みたいに何でもきちんと出来るわけじゃないからさ、このままじゃ凛久と釣り合えないと思って。まだまだ追いつけてないけど、これでも結構必死だったんだぜ？
それに凛久がいなかったら元々もっと酷いことになってただろうし…、ちゃんと恥ずかしくない彼氏になれるように頑張るからさ、迷惑かもしんないけど、今まで通りでいて欲しいな、
（自分から伝えてもいない事を貴女が知っていて驚きつつ、なんだか貴女がまた距離を置こうとしているような気もして困惑の色浮かべながら食べていた手を止めて、少し浮かれていた気持ちから長らく片想いしてきた頃を思い出すと不安隠せずに）