………げっ。
（部活後の帰宅中に自宅最寄駅の改札で幼なじみの貴女と出くわして、あからさまに都合の悪そうな表情浮かべながら、左頬の切り傷と痣を貴女から隠すように顔を横向けたままで）
そうすけ 高2 181 73 黒髪短髪 野球部
母子家庭でマンションで2人暮らし、母親の仕事が遅くなりがちなので家事は一通りしている
弱い者いじめを放っておけない性格のため、時々ヤンキー等と喧嘩になる
喧嘩は強いが、いつか大怪我をするのではと心配する貴女から毎回こっぴどく怒られていて貴女には頭が上がらない
勉強嫌いだが貴女からさせられており、意外と悪くない成績をキープしている
そんな喧嘩が強い幼なじみ男子を強気に手懐けているため、可愛いのに男子から陰で恐れられている幼なじみの女の子を募集。
同い年から少し年上希望、ストーリー重視なのでゆっくりお付き合い頂ける方、お願いします。
そうだね、そうしよう。─よし、じゃあ軽くストレッチして…
わ、冷たくて気持ちいいよー。
（同意するよう頷くとプールサイドにて準備運動のようなものをしてから浮き輪を手にゆっくり流れるプールに入っていき。水面に浮かべた浮き輪に掴まりながら緩やかな流れに身を委ね、貴方へと声を掛けて）
やっぱここに来たら、とりあえず流れるプールじゃね？
丁度浮き輪も使えそうだし。
（声弾ませる貴女にまだ照れ混じりながら嬉しそうに微笑み掛けて、一番近いからという理由かもしれないが流れるプールに入るつもりだったようで）
ありがと。そんなに心配しなくても大丈夫だよー。
うんっ、どこから行こっか。ウォータースライダーは外せないけど、先ずは流れるプールか波のプールで体を水に慣らすってのはどう？
（貴方の気持ちが嬉しくて細めた瞳を向けると、共にプールへと向かいながら声弾ませて。のんびり水に浸かって漂う事の出来るプールか、海の波を再現したプールを選び、貴方に提案し）
あー…、だよな。俺が居ない間に凛久がナンパされそうと思ったら、つい。
よっしゃ、行こうぜっ。
（急いで戻って来るなり貴女から真っ当な指摘をされるとやっちまったというように頭掻きながら舌出しつつも真面目に心配している様子で言い訳口にして、それでも久し振りのプールにテンション上がっているのか取られた手で貴女をしっかり捕まえると楽しげに）
………！あっ……うん、ありがとう。…って、走ったら危ないよー。
─おかえり。蒼亮ってば、そんなに急がなくても良いんだよ。それに、プールサイドは走っちゃダメって学校でも言われたでしょ。
そんなにプールが楽しみなら早速行こっか。
（返ってきた言葉には思わず目を丸くして、ややぎこちない動きで小さく頷き貴方を見送るも、熱帯びた頬に片手を当てつつその後ろ姿に呼び掛けて。程なくして貴方が戻ってくると、動揺した心を落ち着けるように貴方に向き直り普段の調子で注意を促しては、浮き輪を片手に貴方の手を取りながら目を細めて笑いかけ）
平気なわけあるかっつーの。好きな子の水着だし、可愛いし、色気あり過ぎてヤバいって…。見たいし見ても良いんならいっぱい見るけど、ドキドキしないなんて無理だから。
ありがと、じゃあこれ、返してくるね。
（冗談めかして謙遜する貴女についムキになって言い返しながら、まだ照れ混じりに改めて貴女の姿を上から下まで眺めれば頬赤く染めて、空気入れを返却しに走って行くとそのままプールに飛び込まんばかりの勢いで戻って来て）
私に可愛いなんて言ってくれるの蒼亮くらいだよ。好きな人にドキドキしてもらえるのは嬉しいけど、折角のデートなんだからちゃんとこっちも見て欲しいな。今日は水着だけど露出は少なめだし、私たまーにスタイルは褒められるけど、そのわりに色気は無いよね─って言われるんだよね。だから、そんな緊張しなくても平気平気。
はいっ、空気入れ完了ー。
（貴方の言葉に思わず手の動きが止まり、ちらりと視線を動かしてそちらを見ると、貴方との距離感とその様子にほんのり頬を染めて。自身の素直な胸の内を伝え冗談めいた口振りで笑みを向けては、空気の入った浮き輪を掲げてみせ）
ふふ、そうだね。
………今日の凛久も、すげー可愛いよ。待ち合わせに来た時からもう、どこ見て良いか分かんないくらいドキドキしてヤバい…。
（一人眉寄せる貴女の様子には気付かないが浮き輪見せて可愛くない？と訊く貴女の言葉にぴくりと反応すると相槌うち、思い切ったように身を屈ませて貴女に顔を近づけて、いっぱいいっぱいだが言わずにはいられなかった様子で相変わらず目のやり場に困りながら）
そっか、がんばってるんだね。目指す肉体になれるように応援してる。
──あっ、ありがとー。電動の空気入れなんだね。おー、見て見て。簡単に膨らんじゃう。これ、この前友だちと柄違いで買ったんだ。ドーナツ柄の浮き輪、可愛くない？
（来年の夏という事は部活動の為だろうか、熱心に取り組んでいる貴方の姿に感嘆し細めた瞳を向けるも、貴方に続いて彼女達の方を振り返ると夏空の下華やかな装いの女性達はキラキラと輝いていて、やはり貴方も年頃の男子なのだなと感じ入り。同時に自身の格好が気になってきて、デートにしては地味だったのではないか、もっと華やかだったり可愛らしくしたほうがよかったのではと考えて一人密かに眉根を寄せてしまったのだが、その間貴方が空気入れを持ってきてくれた為気を取り直し受け取って、早速浮き輪に空気を入れ始め）
そうかあ？見られるためじゃなくて、来年の夏までにもっと力つけたいんだよね。
じゃ、借りてくるわ。
（相変わらず貴女はまともに直視できないくせにすれ違った女の子を思わず振り返りながら、言葉とは裏腹に満更でも無い様子で、そう言い残すと小走りで売店へ行き借りた空気入れ片手に戻って来て）
蒼亮が息で膨らませるとこもちょっと見てみたかったけどね。
あは、ほんとに？ありがとー。それにしても、まだまだって…今の状態でもいい感じに見えるけどなぁ…─ほら、女の子たちも蒼亮に見惚れてたよー。良い体だって。
（くすくすと笑み零していたところ、自身の体型を褒めてもらえたものだからそれははにかむような笑みへと変わり。更に増量するとの貴方の言葉に思わず瞳瞬かせるも、その時擦れ違った女性二人組が貴方に注目し称賛の声が聞こえた為、貴方の腕を軽くつつき少々からかい調子で）
マジか、借りれるなら借りようぜ、楽だし。着いて早々疲れたくねーわ。
そう？まだまだ増量目指してんだけどね。凛久がここまで鍛える必要ないじゃん。その…、そんなにスタイル良いんだしさ。
（空気入れを借りるという貴女に先走ってしまい照れ隠しで舌をペロリと出すと売店の方へと一緒に歩きながら、見られる方は特に何ともないようで見せつけるように胸を張ると、ちらりと横目で貴女を見ると遠慮がちに）
ふふ、いつも蒼亮のほうが早いからがんばってみた。と言いつつ私も着いたばかりなんだけどね。
お、肺活量に自信あり？でも、口で膨らませるのって結構大変みたいだよー。大人用のサイズだし。だから、売店のところで空気入れを借りて、そこで入れようと思ってたんだ。
──それにしても、蒼亮かなり身体鍛えてるね。浴衣姿の時も思ったけど、脱ぐとスゴいわ。なんか羨ましくなっちゃう。
（やってきた貴方を笑顔で迎えると、ほぼ待ち時間はなかったと正直に答え小さく肩を竦めて。笑み零しつつコンパクトに畳まれた状態の浮き輪を見せては近くにある売店を指で示し貴方が良ければそちらへと向かい。その間ちらりと貴方に視線を送っては感嘆の声を洩らし、先ほどの貴方とは逆に遠慮なくまじまじと眺めて）
えっ、凛久早っ、お待たせ。
浮き輪まだ膨らませてないじゃん、俺がしようか？
（海パンに日焼け跡がある鍛えられた上半身晒しながら現れると貴女が先に居る事に驚き、ラッシュガードを着ているとはいえいつもより露出多めな彼女の姿をまじまじと見ても良いのかどうか視線を迷わせて、貴女の手に浮き輪を見つけると息を吹き込んで膨らます真似をして）
うんっ、着替えたら、またね。
浮き輪も持ってきたから流れるプールで使お。
（貴方の言葉に嬉しくなって声弾ませたまま笑顔で一旦別れると更衣室へ向かって。上下黒のビスチェビキニとショートパンツの水着に着替えては白のフード付きラッシュガードを羽織り、荷物や貴重品をロッカーに預けてから待ち合わせ場所に向かって貴方を待ち。その際浮き輪は膨らませていない状態のまま、施設内で空気入れを借りれるようなので）
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