世界にも名を馳せるほどの大手複合企業の総帥を曽祖父に持ち、その中で最も業績を伸ばす会社のCEOを父に持つ双子の兄弟。
精巧にできた人形のような美麗な見た目から人気は高いが、内面は実にわがままで身勝手であった。
「誰ピーマンとか入れたん！嫌いや言うたやんか！もう食べへん片付けて！」
癇癪を起こすタイプのわがまま弟・湊。
「…塩多すぎやろ、替えて」
気まぐれに無理難題を突きつけて来るタイプのわがまま兄・大和。
「あ、ごめんなさい良いですか？この日のシフトなんですけどね…え、早い？」
さらに四人の華やかな従兄弟たちも交えた日々を送る中、
それぞれの認める『ご主人様』の前では……
>>1 紹介
>>2 『ご主人様』達
萌)甘S.拘束.玩具.撮影.首輪.中出し.青姦.目隠し.公開自慰.野外露出.淫語や露骨語.顔射.言葉責め.催眠.雌扱い.コスプレ.その他萎以外
萎)グロスカ.暴力.暴言.流血
[御門]
車で待ってますから、着替え終わったらいらしてください…
(痛々しくやつれた姿に眉を下げ、使用人が用意してくれている着替えをベッドの上に置くと一礼して部屋を出ていき。車の運転席で大和さんが来るのを待ち)
[大和]
…
(期間中食事も睡眠もまともに取れず、その言葉にも少しラグを置いた後にゆっくりと起き上がって、やつれた酷い顔を見せて)
[御門]
……大和さん、我妻さんの一般面会できるようになったらしいですけど…お見舞い行きませんか？
(騒動から数日、出血量が多かったため暫くは家族だけの面会だったものの一般面会ができるようになったと連絡が入り。塞ぎ込んでいる大和さんの部屋に入ってベッドの傍らにたち、布団の膨らみに話しかけて)
[大和]
…
(御門達の言葉も何も響かず、ただぼんやりとするだけで血にまみれた手を見つめて)
[御門]
…この後警察の方が来ます…樒さんと統括が来るらしいのでそれまでは何もお話しなくていいそうです…社長も直ぐにお戻りになると思います…
(血のついた手で細い肩を抱いて、血溜まりに沈む大和さんの恋人を横目で見ながら駆け寄りそうな大和さんを屋敷に引きずり込み。そこからは光の速さで慌ただしく一日が終わっていき)
[大和]
っ、悠里…なんで…
(駆け寄りたいのを御門達に押さえられながら、自身の身の安全を守るためと言われて中に入るしかできず、変わり果てた相手の姿に何も言えないままで)
[悠里]
………
(アドレナリンが出ているせいなのか、ゆっくり痛みは引いてきたものの今度は強烈な寒さに襲われて自分の心音と細い呼吸しか聞こえず。眼球だけを動かして、到着した救急に手当をされながら、御門とメイド達に引きずるように屋敷に連れていかれる大和さんを最後にテレビが切れるように意識を失い)
[大和]
っ、悠里、悠里…！誰か！開けろ！
(倒れ込む相手を見て目の前が真っ暗になり、背筋が凍るような冷たさを覚えながらも必死でドアを開けてまだ開かないそこを開けさせようとして)
[悠里]
…いっっった…!…御門くん…大和さんを部屋に…あと京都に連絡…何とかしてくれます…
(適当に振り回した脚が男の太腿に当たって倒れ、騒ぎに駆けつけた男性使用人や御門に取り押さえられるのを見守りながらゆっくり地面に倒れ込み。駆け寄ってきた御門が何を言っているかは聞こえないものの、とりあえず端的な指示だけを出して、背中の下で温かいものが広がっていくのを感じ)
[大和]
悠里…！？おい、開けろ駄犬が！
(その様子に目を見開きながら必死で閉ざされたドアを叩き、外では騒ぎになっていて、必死にドアを蹴破ろうとしていて)
[悠里]
あ゛っ!!!
(ドアを閉めたと同時に腰に焼けるような痛みが2回続けて走り。振り返った先には見知らぬ男、触れた手が真っ赤になっているのを見ると血のついた手でそのまま後部座席の窓を2回叩いて運転手に異常を伝え。チャイルドロックをかけさせて大和さんを車に閉じ込めて。その間に今度は背中にまた同じ痛みを感じて、思わず獣のような声を上げ)
[大和]
ん…わぁっ！？
(気だるそうに挨拶をした瞬間唐突に押し込められ、なんだなんだと思いながら顔を上げて窓の外を見て)
[悠里]
お疲れ様です…っ?!
(学校から帰ってくる車を屋敷の門で出迎え。大和さんの乗っている側の後部座席のドアを開けて降りるのを待っていた視界の隅で、なにか光ったのが分かると咄嗟に大和さんを突き飛ばすように車の中に押し戻してドアを閉め)
[大和]
おっけ、そっから初めて
[松戸]
とりあえず我妻から回します？
[悠里]
そうですね、大和さんを車から降ろそうとしたとこからとか