イメプ専用板

そ､其れはフェンリスに有利過ぎじゃない!?…昨日は偶々懇意にしてる薬屋の店主に頼まれたから一寸お手伝いしただけで､ちゃんとレシピ通りに作ったし少し飲んだけど全然何ともないし…疑われる様な物作ってないから多分大丈夫｡＿＿ん､彼の子は違う?(背中越しの会話で表情は見えないものの何処と無く愉しそうな語口に釣られ声高に突っ込み入れ｡独言のつもりが確り耳に届いてしまった様子､斜め上からの指摘にたじろぎつつ昨夜で効果は確認済と胸張り自身の無罪主張｡間も無く目的地という所､全員で辺り見回していた所泉の傍座り込む立派な角を持った牡鹿発見し傍の牝鹿へ彼女の伴侶では無いかと訊ね｡)

まぁ､戦いなんて急に始まるもんだから､選べるわけでも──あ､本当だ､彼奴っぽいって､おおっ──…………ん､あぁ､会えて良かったな｡もう逸れんなよ｡──さて､帰るか､と言いてぇ所なんだが､何お前既に昨日件の薬自分で作って飲んだのか?(泉の傍に佇む伴侶を見つけて駆け出す牝鹿｡余程会いたかったのだろう､狼と精霊使いには目もくれず｡軈て触れ合う二頭の番は寄り添いあって｡獣達は暫く見詰めあって居たが､二人の方を向いて､一礼｡狼は手を振り返し､番の邪魔は野暮であると､その場を去ろうとする､が､先程耳に入った言葉､作ったのも彼女為れば飲んだのも彼女､理解及ばぬその行動だが彼女の身を案じ､しゃがみ込み目線合わせて真剣な表情で何ともないか確認する様に訊ね｡)

───何者ですッ､って……ラウラにフェンリス､それに…その仔は?…───､成程､番だったのですね｡(泉にて牡鹿の傷を癒し世話を焼いた後森へと返したものの､群れへ帰る迄万が一の事が有ってはいけない､とその身体に範囲防御魔法を張り密かに見守っていたところ､仲間以外の"誰か"に遭遇したことを探知すれば彼の元へと駆け付け｡十分に警戒した上で自らの姿を晒したものの､其処に佇んでいたのは顔馴染みの二人と､何処か切なげな眼差しを此方へ向ける牝鹿｡如何やら番同士であったらしい彼等の邂逅を見届けては口角淡い微笑湛え乍こくりと頷き｡/ 割り込み失礼します｡)

ふふ､無事に見付かって本当に良かったね｡末永くお幸せに､＿＿ええと､別に飲みたくて飲んだ訳じゃ無くて不可抗力というか…一寸した事故で口に入っちゃった､みたいな｡本当に何とも無いから平気だよ､＿＿…!あ､ウルズ…っ､矢っ張りあの牡鹿の面倒見てたんだ､私の予想当たっちゃった｡(仲睦まじく躰寄り添わせる番の鹿の姿口元綻ばせ見守ると頭を垂れた彼等の此れからの幸福祈りそっと其の場後にしようと踵返した所を呼び止められ､身を屈め視線合わせた先程洩らした科白について訊ねられると近付いた距離僅かに動揺し仄かに頬を赤らめつつ首を横に振って事情説明､もう一人被害被ったであろう黒蛇の姿頭に思い浮かべつつ取り敢えず自身には何の異常も無いと報告､不意に背後から聞こえた声に慌てて彼と距離を取り振り返ると其処に居た女神の姿発見し傍へ駆け寄り此処に来る前灰狼と交わした会話が強ち間違いでは無かったのだと何処か得意げな表情浮かべ｡/ウルズ▷今晩は､是非一緒にお話しましょう｡)

おおっ､居たのか｡……なんか牝鹿が助けを求めてたから､牡鹿を探す為に､ウルズに会いに来たらウルズが居なくて牡鹿が居て……まぁ､そういう事だ｡──まぁ､何ともねぇならそれに越した事は無ぇが｡なぁウルズ､ラウラがやべぇ薬誤飲したらしいぞ｡まだ隠し持ってるかもだ｡(不意に現れた女神に驚き､慌てて立ち上がり､精霊使いと距離をとって何も悪事は働いていないこと示すために諸手上げ｡事情を説明しようとするが､説明がごちゃごちゃしだした所で面倒になって切り上げ｡一先ず無事らしい精霊使いの体調に安心するも､牝鹿の件で精霊使いが得意げな顔を見せたので､常日頃からお互いを心配し合う女神と精霊使いに不安を煽るような発言をすればどうなるか悪戯心から発言し｡精霊使いへと意趣返し/ウルズ｡はい｡此方こそ御相手よろしくお願いします｡)

ええ､怪我をしていたみたいなので､暫く世話をしていたのです｡私が群れまで届ける訳にも行かず､如何しようかと思っていましたが…お陰で助かりました｡良く此処にいると分かりましたね､流石です､ラウラ───､薬､と言いますのは…?､一体何のことです?｡(得意気に胸を張る少女に頬綻ばせ､牡鹿の怪我の治癒について語りつつ彼女を賞賛する言葉を送り美しい絹のような青髪慈しむように優しく撫で｡然し横槍を入れるように紡がれた狼の発言､その語り口に彼の目論見通り一抹の不安煽られれば髪から手を離し､彼等二人の顔を交互に見詰め乍事情の説明を求めて｡)

えへへ､森の事ならウルズに聞くのが手っ取り早いかな〜と思って｡＿＿あ"､ちょ…フェンリス､誤解招く様な言い方しないで…!全然大丈夫だからね､ウルズ｡魔法薬専門の薬屋に頼まれて調合した惚れ薬が少し口に入っただけ｡そもそも御呪い程度の効果しかないから､(友人からの賞賛素直に受け入れ神を撫でる掌に心地よさそうに瞼閉じ｡然し穏やかな時間長くは続かずず昨夜の出来事を語弊たっぷり織り交ぜて女神へ暴露する灰狼にぎょっと目を剥き慌てた様に背伸びし乍伸ばした掌で口封じ｡とは云え既に先の発言耳に届き不安げに視線巡らす彼女に取り敢えず端的に事情説明､断じて危険物では無い事主張して｡)

んん…っぷは､俺の得た情報だとよ､最近闇市の更に闇の方で､強力な魅了作用のある違法な魔法薬が若い奴らの間で流行ってるとか何とか｡それよりも効果が弱い惚れ薬を此奴は自分で作って､不可抗力で飲んじまったらしい｡まぁ､大丈夫とは言ってるが｡どうなんだろうな｡呪いも効く時は効くだろうし｡(己の口を精霊使いの手で塞がれるも､背伸びした無理な体勢の女性では流石に力は此方が上で､隻手で容易く彼女の手首掴んで己が口の拘束外せば､本来別々の事柄である､"酒場での噂"と"精霊使いのお手伝い"､似ている部分を誇張し､さも関連性のある事件かのように説明し､彼女に隻手あげさせたまま｡先程と同じ様に彼女の顔まじまじと覗き込んで反応伺い｡)

惚れ薬､ですか…確かに調合加減によっては危険なものになり得ますが…､しかしラウラ､何をそんなに慌てているのですか?｡(当事者である少女と噂話に偏った灰狼の説明を総合すれば､強力な魅力薬が闇市で流通している中､希釈して精製したそれを彼女が飲んで仕舞ったとのこと｡薬自体の濃度や使用対象者の魔力耐性により効果に大きな差が生じるのは事実だが､何よりも彼女の落ち着きのなさ､動揺しているようにも伺える振る舞いに怪訝な表情形成すれば､灰狼ほどではないもののその身長差から些か威圧感のある眼差し落として問い詰め｡)

フェンリス…態と誤解される様な言い方してるでしょ!?べ､別に慌ててなんか…＿＿う､…わ､私は本当に何とも無いんだってば〜!(明確な体格差によって口元覆う掌簡単に外し全く関係の無い闇市に関する噂と交ぜて説明する灰狼恨めしげに凝視､恐らく噂自体の信憑性は疑っている様子ではあるものの余りの動揺っぷり逆に不審がり此方見下ろす女神に後ろめたい事等無い筈が冷や汗だらりと背中流れ落ち｡昨夜黒蛇と薬の奪い合いの末頭から惚れ薬被った事思い出しじわじわと頬紅潮させ乍再度あくまで"自分には"何の効果も無かったと主張､昼間邂逅した黒蛇も特段変わった様子は無かった為其れを説明すれば恐らく追求逃れられる話題ではあるが焦りから其れすら頭抜け落ち半ば強引に灰狼に掴まれた腕引っこ抜きばたばたと派手な足音立て暗い森の中走り去って｡/睡魔に襲われているので御先に失礼します､御相手有難う御座いました｡↓)

おっと､……ちょっと苛め過ぎたか｡まぁ､嗚呼は言ったが大丈夫だとは､思う｡効果は俺には解らんが､耐性はきっと強ぇんだろ｡……お前､脚大丈夫になったのか?(想定よりも女神が､此方側が誘導した目論見に乗ってくれたため､楽しくなってくるも､それに耐えられなくなった精霊使いが己の拘束解き逃げ去ってしまった為､折角己の用事手伝ってくれたのにと､やりすぎた事猛省｡…先日の件からなかなか気まずいこの組合せ､被害者たる彼女を警戒させぬよう､女神との距離をもう一段階大きく取って具合を訊ね｡/ラウラ｡御相手ありがとうございます｡お休みなさい｡)

……､行ってしまいましたね｡あの子ったら､やっぱり何かあったのでしょうか｡───ええ､もうすっかり良くなりましたよ｡ですからそう気に病まないでください｡…貴方が悪役になりきれずに辛い思いをしていることは､分かっているつもりです｡(冷や汗滲ませ乍取り留めなく弁解試みるも､仕舞いにはその場から忙しなく逃げるように去り行く少女の姿見届けては結局有耶無耶となった事の顛末に想い馳せ呟いて｡共に残された灰狼の不器用な気遣いに対し､偽りの修道女のそれとは異なる､真の慈愛に満ちた微笑を湛えると､やや間を置いて彼の心境に同調し､唇許の笑みはそのままに一寸眉尻を垂れ哀し気な表情へと変化｡/ 私もこの辺りで失礼します｡短い時間でしたがありがとうございました｡おやすみなさい｡)

あっ!!…俺解ったかもしれん｡…彼奴一人で飲んだわけじゃなく､誰か恋人みてぇな奴と一緒に飲みあったから恥ずかしくてそれを隠してるんじゃねぇか?──そう思って貰えるのはすげぇ有難い｡ただ､ラウラには何度も言ってるが､悪かどうかは兎も角俺は敵だ｡戦うことになったらお互い手加減無しで……つっても､お前には情けねぇ所見られてるから､強い事言えねぇけどな｡ふぁ､さて､俺もそろそろ帰るわ｡また暇な時に見舞いでも来させて貰う｡……脚治って良かったな｡じゃあな｡(精霊使いの慌てぶりを真剣に推理した所一つの結論に辿り着く｡的外れとまでは言えぬ所随分歪曲はしている推理で｡女神がかけてくれた言葉と表情､素直に受け止めるも､己の心の線引きは先日と変わらず､戦時には敵と化す事再度伝え｡大きな欠伸して目を擦れば､己も帰る事を伝え｡去り際に亦来るかも知れぬことを告げ､薄暗い森の中へと消え｡/すみません｡自分も睡魔落ちします｡御相手有難う御座いました｡御休みなさい｡↓)

さて､何か良さげなのは──へぇ､これ金の他に魔法薬も貰えんのか｡よし､これにするか｡(夜の酒場｡一仕事終えた者､之から仕事の相棒を探す者､朝から飲んでいる者､種々様々な人の群｡その隅で壁に架けられた掲示板を眺める人狼｡酒場で仕事を探す為､板に留られた貼紙──"迷い猫探し"､"酒場店員募集"､"半身不随の貴族､家ごと失踪｡行方不明の捜索"､"隣国から運ばれて来る荷物運搬の護衛"､"少女連続失踪事件の調査"──その内の一つ､荷物運搬護衛､貰える報酬が金と魔法薬である事に気づけば､思い出すのは先日の出来事､薬一振りされるだけで誰も己が巨躯や気配に気付かぬ程の効果｡貰える薬がどんな物かは解らぬが必ず己の役に立つはずと､狼は板から紙を"2枚"──"貴族捜索"と"護衛"──破りとって店主の元へ｡/↑↓)

………､(先日噂に聞いた惚れ薬の流通について───如何やら闇市において違法に精製された高濃度の魅了薬が出回っているらしく｡悪戯の用途で使用するのならば兎も角､万が一魔王軍のような邪悪で狡猾な者の手に渡って仕舞えば大惨事になりかねないと危機感を抱いた彼女は､黒い外套を身に纏い､頭巾を深々と被ることで身分を隠した上でならず者達が蔓延る夜の闇市へと紛れ込み噂の真偽を確かめようと｡↑)