イメプ専用板

＿＿っ､は..何が起こって､....貴女､誰?､..ウルズに其れ以上近付かないで､(暗い路地裏漂う緊張感に小さく息を呑んだのも束の間､左胸突き破り現れた手に依って呆気無く絶命した男の姿､更に此方へ伸びる鮮血に塗れた掌が立ち尽くす友人の頬緩りと撫でるのを信じ難い様な物を見たと言わんばかりに大きく目を見開き絶句｡未だ状況呑み込めず背後から女神へ声を掛けたものの異様な程青褪めた表情に只事では無いと漸く察知､何かに操られる様に其の場後にする巨躯の影から現れた謎の女性との邂逅に更に警戒強めると先程と真逆､今度は自身が女神庇うべく前へ踊り出ると双腕横へ伸ばした儘其れ以上の接近拒む様眼光鋭く王妃睨み付け｡)

‥改めまして今晩は､女神様｡‥‥そして‥初めまして､ラウラ様｡貴女の事は女神様から良く聴いて居ります｡‥──？何故無言なのですか？わたしと女神様は‥“お友達”ですよね‥‥？何ですか？此の無礼な少女は｡わたしの事を傷付けるおつもりで‥‥？(大男が失せた事により漸く捉えた其の姿に品良く頭を下げ､先日女神が溢した青色の名前を呼び同様の挨拶を｡呆然と立ち竦む女神に首傾げ一歩踏み出した途端､先程の大男と同じ対応をされれば穏やかな表情は少しずつ引き攣り始め｡女神と交わした約束を仄めかし､女神だけに理解出来る言葉選びと共に全身から威圧感を放ち､ゆっくりと地面を踏み締め乍彼女等の方へ歩み寄り｡/寝落ち寸前なので良い感じに逃げてくださって構いません｡吹っ掛けておいてすみません､有難う御座いました｡↓)

………､ラウラ､いけません｡下がっていなさい｡───御無礼を失礼しました､私から謝らせてください｡それに､少し…いえ､貴女の技があまりにも美しかったものですから､つい見惚れて仕舞ったのです｡…ラウラ､この方は…私の尊敬する友人です｡とてもお優しいシスターですから､そう怖がらないでください｡(気味の悪い全身の脱力感に苛まれる最中､此方を庇うように前へと躍り出る心優しい戦友の後ろ姿に血の気が引く音が脳内に広がり｡王妃と交わした契約上"仲間に手出しはしない"ことを誓ってはいるものの､如何やら少女の強気な態度が気に食わなかったらしい､徐々にその張り付けた笑顔が崩れて行く様相を見咎めては､少女の細腕をそっと掴み下ろしてやりつつ､先程の蒼白をまるで感じさせぬ程柔和に､そして何処か敬意を滲ませた調子で言の葉を紡ぎ､ぴりぴりと剣呑な雰囲気纏う両者の間を取り持つよう双方に語り掛けて｡/一応仲裁する形で書かせて頂きました｡遅い時間までありがとうございました｡良い夢を｡↓)

..ウルズ?､友人って.... ＿＿いや､何でも無い｡御免なさい､変な人に絡まれたばかりで一寸警戒し過ぎちゃったみたい..貴女が以前ウルズを助けてくれたシスター様なんですね｡ウルズの恩人なら私も大切にしなきゃ､亦今度ゆっくり御挨拶させて下さい｡(目の前対峙する女性から発せられた躰の芯が痺れる程の威圧感に生唾呑み密かに臨戦態勢整えたものの其れを制する様諸腕触れた女神訝しげな表情振り返り｡先程迄顔面蒼白で怯えていたにも関わらず一瞬で平時通り柔和な微笑浮かべた儘女性を友人だと紹介する余りにも違和感の有る状況に内心更に不信感募らせ､然し友人から発せられた"シスター"と云う単語に以前女神が姿を消した際商人から聞き出した死人の王妃の情報と合致､其れと同時に彼女達の間で交わされた"誓約"思い出すと小さく息を吐いた後へらりと緩く微笑み自身の無礼謝罪､あくまで友人を助けてくれた親切なシスターへ敬意表するべく恭しく頭垂れると折を見て再度挨拶させて貰える様告げ｡/ギゼル様▶︎遅い時間迄有難う御座いました､御休みなさい｡↓)

嗚呼､今動いてる所だ｡計画通り行きゃ紛い物だが一斉に出回る事になる｡そうなると､今みてぇな乱獲は落ち着くと思うが…未だ危ねぇから森から出て来んなよ｡……ん?あぁ､お前も居たのか｡お前も未だ怪我してんだから､あんま奥さんに心配かけんな｡ほら行った行った…さて､そろそろ戻る｡この後スライムの繁殖力を利用した生スラ肉の試食に､再生力高いトロルを混ぜた食肉合成獣の開発の仕事が入っててな…また土産持って来るから復讐とか考えんなよ｡(暗い森の奥深く､毒の泉と凍てついた大地のすぐ傍､人が滅多に入り込まぬ場所にて､地に腰おろし向かい合う二つの巨躯､白狼と灰狼｡生活圏共にする同胞が人間の食い物にされている国内情勢｡唸り声あげ息巻く白を宥める灰｡伝えるは己が計画､精肉店での経営指導｡既に捕まった同胞には悪いが､これ以上の被害増やさぬ為の手段は再生肉による供給過多｡白を説得している時に不意に感じた二つの気配｡何時ぞやの鹿の番｡牡鹿の怪我も元を辿れば一連の希少肉流行の始まりだったのか｡番を他所にやれば､ふと視界に入る氷の世界｡──そう言えば､戦前王国軍に迫害を受け追放された己が妹は今何処で何をしているのだろう｡最後に毛布を送ったのは何時だったか｡嘗ての戦争とは縁無く暮らして居れば良いが… ──灰狼は立ち上がり街へと向かう｡/↑↓)

＿＿＿....はあ､(街の郊外に在る人気の無い浜辺へと腰掛け浮かない表情で溜息溢し､脳内過ぎるは昨日邂逅を果たした王妃の姿､神々しい美貌と裏腹に背筋が凍る程の威圧感を持った彼女の前で身動き取る事すら出来なかった己の無力痛感､薫風受け揺らぐ水面の煌めきに俯いた顔上げたものの其の表情は暗く沈んだ儘､少しでも重い思考忘れてしまいたいと夜も更け未だ少し冷たい海水へ､腰元浸る位置迄移動すると暫し物思い耽り｡/↑)

──ん?おい､お前｡泳ぐにはまだ早くねぇか?(妹の事を思い出せば､同時に弟の事も思い出し､ふと海が見たくなり郊外の人が居ない浜辺を散歩していたところ､夜の海水の黒の中､精霊纏い発光し浮び上がる青､知り合いの少女だと気づくも､夜更けに海の中､行動の理由､心中は理解出来ず､自身は波が来ない砂浜の部分ギリギリ迄近づいて足を止れば､彼女に声を掛け｡/今晩は｡まだ居られれば御相手頂ければ｡↑)

＿＿＿ん､嗚呼..フェンリス､....少し頭を冷やしたくて､(数刻時間経過し身を案じる様に周り漂う精霊達にも気付かず未だ暗い水面へ視線落とした儘｡不意に背後から此の異質な光景疑問投げ掛ける声耳に届き緩慢な所作で振り返った先佇む灰狼視界に捉えると何時もよりぎこちない微笑浮かべ乍控えめに手を上げ応え､何時の間にか海水へ浸り水気含んだ蒼髪そっと掻き上げると少しずつ砂浜へと近付き始め｡/今晩は､余り長く居られないのですが其れでも宜しければ是非｡)

へぇ､熱くなりすぎて任務で失敗でもしたか?…つか､お前風邪ひくんじゃねぇか?(何時もより暗い声音､月明かりで陰になっている彼女の表情見えないが､覇気の無い所作からも落ち込み感じ取れば､その原因気にして問いかけ｡それがこちら側の王妃にあるとは露知らず｡服のまま入水したのであろう､海から引き返してくる少女｡何か拭くものは近くに用意しているのかと周囲見回し｡/宜しくお願い致します｡)

あ〜..一寸自分の力を過信してたというか､大切な物を守る為には如何すれば良いんだろうって考えてた｡＿＿大丈夫､..風の精シルフ御願い､(恐らく傍から見れば奇行に走っているとしか思えない行動も聡い彼には何か理由があっての事と気付かれてしまった様子､然し王妃と同陣営である彼に正直に弱音を吐くのも憚られ抽象的な解答選択､海から上がると肌を滑り落ちた雫に目を留め使役する風の精霊召喚､淡い翠色の光球が周囲飛び回るのと同時に突風吹き互いの服や髪激しく揺らし乍乾燥図り｡)

あー､自分が不甲斐無ぇってやつか｡……人によって正解は違うと思うが､俺の場合は弱さを受け入れて､今は対策中だ｡ほら｡…まぁ､知り合いからは長所を伸ばせと言われたがな｡だから向き合って何かしたらそれが何であれ､次は上手く行くんじゃねぇか?……おうおう､めちゃくちゃ私用の使い方だなオイ｡(彼女の悩みが真剣な物だと解れば､此方も真剣に向き合わねばと､数瞬､思案し､意を決して語り出すのは､矢張女神守れなかった日の事｡懐から何度か繰り返し読んだのかボロボロになった寄宿学校の初学者向け魔法の入門書取り出して見せ｡次いで､彼女を悩ませる原因とは知らぬ儘王妃に言われた言葉も足して助言し｡精霊が巻き起す局所的暴風目の当たりにすれば､腕で壁作り顔に直接風が当たる事を防ぎ乍､乾燥機代わりに精霊使う彼女揶揄り｡)

そう､別に自分が強いと思ってた訳じゃないんだけど..大事な時は何時も皆に守られてばっかりだって気付いたから｡..長所を伸ばす､か｡有難う､今は具体的な対策迄思い付かないけど私に出来る事もう少し考えてみる｡..小さい頃からこうだから全然違和感無かった､何と云うか親代わりみたいな､何も言わなくても色々世話焼いてくれるんだよね｡(彼自身何か思う所が有るのか真摯な表情で取り出された入門書一瞥､ぎこちない乍己の悩み向き合い助言与えてくれたお陰で未だ悩みが晴れた訳ではないものの少し気が晴れてきたのか幾分か和らいだ表情で素直に感謝告げ｡至極当然の様に精霊召喚した事について揶揄されると一瞬きょとんと瞳丸め思考停止､言われてみれば四大精霊である彼等の使い方としては不適切に見える光景漸く気付き気不味そうに唇尖らせるとすっかり乾いたドレスの裾抑え乍幼い頃から精霊使役するが故の癖である事告げ､掌舞い降りてきた光球へそっと頬寄せ親しげな様子見せ｡)

なら其奴らだったらお前を強くする方法､詳しいんじゃねぇか?自分の武器や力と対話するってのも強くなる基本だよな｡…そういや精霊って何種類ぐらい居るんだ?火も使えんのか?使えんなら今丁度良いもんあるんだがよ……一寸待ってろ…ほら､肉｡(己では魔法の事解らぬ故､距離をとる物と考えていた節がある精霊を親代わりと言い放ち､幸せそうに精霊に頬寄せる彼女見て､己の頬も綻び､明確に意思を持っていそうな精霊達に頼るのも良いのではと助言｡その後､入門書を懐にしまっている最中､ふと思いついたのは自身の持ち物､最近､市場で肉の監修や指導をしている事により様々な種類の希少肉提供される立場に｡変わり種ではなく､人間が食べやすい肉､通常の家畜の希少部位､が入った小包を彼女の方に投げ｡)

そんな事考えた事無かった､..もし更に高位の精霊と契約出来たら､..試してみる価値はあるかも｡＿＿私が普段召喚するのは地水火風を司る四大精霊が多いかな｡..フェンリスの方が余程私用で使おうとしてない?､(精霊との対話が可能ならばと追記された助言は単純ではあるものの日頃当たり前に彼等と暮らしている少女には思い付かなかった様子､彼の意見踏まえ不確定ではあるものの一つ試案思い付き独言洩らしつつ折を見て実行する事心に決め｡此方投げられた包み受け取ると見るからに高級そうな肉塊眺め先程の意趣返し含めた悪戯な微笑口元浮かべ､指を鳴らし自身使役する火の精霊の能力発現させると掌置いた肉塊へ熱を通し周囲へ食欲唆る香り漂わせ｡)

らしくなって来たな｡……おう､ちすいかふーな､本に書いてあった書いてあった｡火は……"か"だろ?……いや､俺はあれだ､お前が元気になって筋肉つけろと思って頼んだから､他用のはずだ｡おぉ､んな微調整も出来んのな｡(彼女が徐々に解決に近づく道筋見え始めたのか表情明るくなって来たので､狼も顔緩めて呟き｡続けられた専門用語には音だけなぞり､まるで問題を解いたかのように訊ね｡私用と揶揄されれば､簡単に切り返して､彼女が自身の手の上で肉を焼く姿を見て､火傷しないのかと不安で心配するも､何も問題無さそうで､漂う肉の香りが狼の鼻腔擽り､じゅる､と涎飲み込み､彼女の掌で色を変えていく肉塊じっと凝視｡)